VJSS2026をハノイで盛大に開催

第2回ベトナム・日本半導体シンポジウム(VJSS2026)が、2026年9月20日から23日まで、ベトナム・ハノイにおいて開催され、盛会のうちに終了しました。本研究室のレ・デュック・アイン准教授がコンビーナーを務め、日越大学・ベトナム国家大学ハノイ校と一般社団法人在日ベトナム知識人協会(AVIJ)が共同で主催しました。

VJSS2026には、ベトナム、日本をはじめとする各国の大学、研究機関、政府機関、半導体関連企業から約600名が参加しました。プログラムでは、40件を超える基調・招待講演、110件の口頭・ポスター発表、約12件の企業発表が行われました。集積回路設計、半導体材料・デバイス、製造、パッケージング・テスト、人工知能、量子技術、人材育成など、半導体分野の幅広いテーマについて活発な議論が交わされました。

東京大学NEXUSチームの参加

JST NEXUS日越半導体プロジェクトに参画する東京大学チームのメンバーも、シンポジウムにおいて重要な役割を果たしました。

田中雅明教授と池田誠教授は、学生および若手研究者を対象とした公開講座を担当しました。

  • 田中雅明教授:「スピントロニクス―基礎と応用」
    Spintronics – Fundamentals and Applications
  • 池田誠教授:「デジタル回路設計:アルゴリズムからチップまで」
    Digital Circuits Design: From Algorithm to Chips

また、竹内健教授は、以下の題目で招待講演を行いました。

  • 竹内健教授:「AI応用に向けたメモリ中心コンピューティング」
    Memory-Centric Computing for AI Applications

アイン研究室および東京大学NEXUSプロジェクトに所属する3名の学生も、最新の研究成果を発表しました。

  • Bui Thi Huyen Trang:「(Ga,Fe)Sbの磁気特性に及ぼす成長温度の影響」
    Influence of Growth Temperature on the Magnetic Properties of (Ga,Fe)Sb
  • Tran Thi Minh Trang:「n型ドープ導電性高分子の伸縮性向上」
    Enhancing the Stretchability of n-Doped Conducting Polymers
  • 三浦真元:「超伝導α-Sn薄膜における臨界磁場の二回対称異方性」
    Twofold Anisotropy of Critical Magnetic Field in Superconducting α-Sn Films

これらの発表は、半導体スピントロニクス、量子材料、フレキシブルエレクトロニクス、集積回路設計、AI向けコンピューティング技術にわたる、東京大学NEXUSチームの幅広い研究活動を示すものとなりました。

公開講座と学生交流

VJSS2026の主要企画の一つとして、学生および若手研究者を対象とする公開講座を実施しました。ハノイ市内の9大学から350名を超える学生が参加し、チップの設計・製造、次世代化合物半導体、半導体スピントロニクスについて学びました。

さらに、進学・キャリアオリエンテーション、企業講演、ネットワーキングセッションを通じて、若手研究者や学生が半導体分野における進学、研究、キャリアの可能性について理解を深める機会となりました。

VJSS2026では、学術セッション、パネルディスカッション、産学交流、ネットワーキング、大学・研究機関への訪問を通じて、研究、教育、産業、政府機関の連携が一層強化されました。また、半導体研究、大学院教育、人材育成、技術革新に関する日越間の長期的な協力に向けて、新たな機会を創出することができました。

本シンポジウムの開催にご尽力いただいた講演者、参加者、協賛企業、後援・協力機関、学生、ボランティアの皆様に、心より御礼申し上げます。今回の成果を基盤として、日越間の半導体協力をさらに発展させてまいります。

Media Coverage

Official Website

https://vjss2026.vju.ac.vn/

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